A-5:オイルパンの固有値解析(トポロジー最適化)

オイルパンの内側にリブを追加し、剛性を上げることで固有値を改善させる。ただし、部品干渉を避け、最軽量の形状になるように設計する。

①課題の確認と制約条件

・オイルパンの固有値が917Hzにあるために振動問題が発生する。

・エンジン用オイルパンの振動固有値を上げたい

・軽量化のため、必要最低限のリブで済ませたい

・他部品との干渉は避けたい

②ProTOpによるトポロジー最適化

PrpTOpのトポロジー最適化は構造体のない部分に向けて最適化を実施できるのでリブを成長させる構造最適化が実施できます。目標とする体積増加率を入力して最適化を実施します。

③形状と効果の確認

解析が終了したら。製造できる形状かどうかを確認します。そして固有値がどのくらい上がっているかを確認します。今回は約2.5倍固有値が上がりましたので十分な効果が得られることが期待できます。