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トポロジー最適化に関して

こんにちは先端技研の中根です。
今日はトポロジー最適化に関してお話をしたいと思います。
設計業務においてトポロジー最適化を実施する時期はいつ頃だと思われますか?私が設計部門にいた時は圧倒的に設計の最後でした。設計は設計要求に対して満足する設計をしなければなりません。設計要求も優先順位があり、製品によって違いはあると思いますが強度はどうしても最後になってしまい、制約条件が多くて非常に苦労してしまいます。また当時のトポロジー最適化は計算時間もかかり解析設定も複雑なため、設計者にはハードルが高いものでした。

ProTOpは以下の理由により設計初期段階から設計者でも活用できます。

①最適化中の形状モニタリング機能
ProTOpでは応力、変位、固有値などの目標および拘束に対して優先順位をつけて形状を変形させます。どこの部分を変形させると目標に近づくのか確認できますので、最終形状を採用しなくても設計の勘所を把握できます。この勘所を頭に入れるだけでも設計の役に立つと思います。


②計算高速化
設計期間は限られているため計算高速化の効果は大きいです。①の最適化中の形状モニタリング機能で解析途中で解析を止めて、解析条件を変更しながら最適化探査をおこなうと効果はさらに大きくなります。全てをProTOpに任せるのではなくて、設計者の設計意図を反映させながら解析を進めていくので最終結果に納得できると思います。

③CAEソフトとの連携

Creo Simulate/Solidworks/ABAQUSなどのCAEソフトと連携して、解析条件を再設定することなく、トポロジー最適化が実行できます。特にCreo Simulateとの連携はCreo Simulate内のアドインボタンを押下することにより、ProTOpが立ち上がるので効率よくトポロジー最適化を実行できます。

④設計領域からの増分解析が可能
トポロジー最適化というと設計領域を決めて、その領域内で贅肉をそぎ落とすように軽量化するという認識を持っていませんか?ProTOpでは設計領域の外側にリブを配置するように増分解析ができるのです。これはいままでなかった機能であり、設計の自由度が広がると思います。

いかがでしたでしょうか?ProTOpは以上のような理由から、設計者にお勧めできるソフトであると思います。設計初期段階で気軽に使って、後で楽ができるイメージが伝わりましたでしょうか?御興味がありましたら下記の「資料を申し込む」を押して下さい。詳細な資料を送付いたします。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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