設計と解析のコンサルティング

設計活動の立ち上げ支援

3DCAD導入による製品開発

3DCAD導入による製品開発

3D CADが登場したのは1980年代ですが、そのころのパソコンはとても高価で、3D CADを導入できる企業は一部に限られていました。今日では高性能パソコンや3D CADソフトウェアの低価格化、使いやすさ(ユーザービリティ)の向上とともに3D CADを導入する企業は増え、2020年の調査では、機械用3D CADを導入している国内企業は約67%にのぼっています。しかしながら「3D CADを導入したが、なかなか予想通りに効果がでてこない」と嘆かれるケースが多くみられます。

3D CADなどの新しいシステムを導入する際、従来のやり方にこだわってしまうと、何も変わらないどころか、3Dデータを作る手間だけが増え、投資がムダになってしまいます。“新しいツールの導入には、新しい業務フローが必要”なのです。

弊社は某大手3D CADベンダーに長年在籍した3D CAD立ち上げコンサルタントをコアメンバーとし、多くのお客さまへ3D CADの導入支援をした豊富な経験を有しています。3D CADの選定からトレーニングやインストール支援、設計サイクルの最適化、データの活用・運用といったプロセス改革まで、お客様の3D CAD導入フェーズに合わせてトータルで支援します。

こんな課題を解決

  • 自社製品の開発に適した3D CADを選定したい
  • 3D CAD運用を構築する時間が取れない
  • 3D CAD運用を構築するためのノウハウが無い
  • 3D CADを導入したが、予想の効果が出ていない
  • 3D CADの運用と共に、設計の自動化、解析、製造、データ管理を含め設計サイクルの全体を再検討したい

1DCAE

ものづくりは概念設計に始まり、機能設計、配置設計、構造設計、製造設計と進みます。しかしながら、設計の初期段階では設計情報があいまいなため、CAD/CAE等の設計支援ツールを適用することが困難です。設計の後半段階になるとCAD/CAEが適用可能となりますが、この段階では多くの設計制約があり、自由に設計することが困難となります。従って、設計の上流段階から適用可能な設計の考え方、設計支援ツールが望まれています。

そこで、上流段階から適用可能な設計支援の考え方、手法、ツールとして1DCAEを提案しています。1DCAEは、物事の本質を的確に捉え、見通しの良い形式でシンプルに表現することができます。それにより、設計の上流から下流までCAEで評価し、対象とする製品の価値、機能、現象をハード、ソフトに関わらずもれなく記述し、パラメータサーベイを可能とする環境を構築します。1DCAEでは製品開発目標を設定、これに則って概念設計、機能設計を行い、設計仕様を仮決定し、3D-CAE部分に受け渡します。3D-CAEでは1DCAEから受取った仕様に基づいて構造設計、配置設計を行います。この段階では従来のCAD/CAEが威力を発揮します。

1DCAEと3D-CAEの関係は車(自転車)の両輪と考えることもできます。1DCAEにより目標設定を正しく行うための方向付けを行い、3D-CAEにより目標に向かって加速することにより、全体として高い目標を設定でき、かつ、最短でゴールすることを可能とします。

1DCAE

設計者による
解析の立ち上げ支援

指導

弊社は、一般的な解析専門会社とは違い、単に解析の世界に没頭せず、設計現場に立脚し、設計者目線で設計者と一緒に問題の発見、整理に取り組み、設計意図を反映したモデルの開発と解決手法を構築し、解析主導型の製品開発ができるように指導します。

提案

また、正しい解析結果を得るだけではなくて、より良い設計するために結果に影響する要因の調査、設計要件を満たした上での軽量化などの最適化設計アプローチを提案します。

定着

更に解析ノウハウの蓄積、解析手法の定着・横展開を手伝い、全員参加の解析型設計を目指します。

設計者による
解析の立ち上げ支援の流れ

Step1

設計ニーズのヒアリング

Step2

実施プランの作成

Step3

製品開発に適宜した
CAEツールのご提案

Step4

CAEに必要な
基礎知識の教育

Step5

CAEツールの操作教育

Step6

製品開発に即した
手法の開発

Step7

手法の移管
設計活動に組み込む)

Step8

レビュー

Step9

成果物(手順書等)