FloEFDによる熱流体解析
こんにちは先端技研の中根です。
今日はFloEFDによる熱流体解析に関してお話をしたいと思います。
「熱流体解析」と聞くと高度な知識と技術が必要でハードルが高いと思われると思います。ところがFloEFDは非常に簡単に「熱流体解析」が実施できるので、設計者向きのツールだと思います。以下にその理由を3点説明します。
①モデリングが簡単
従来は自由曲面形状のCADをそのままインポートして熱流体解析モデルにすると発散する傾向がありました。理由はメッシュが直交格子の場合、表面がギザギザになり自由曲面を再現できなかったためです。ところがFloEFDではメッシュセルを斜めに切ることにより個体と流体の両方の特性を持たせることができるのです。FloEFDではCAD形状をそのままAutoでメッシュを切る事ができ、解析収束性も優れています。
解析の設定もウィザードに従って、対話形式で選択していきますので熱流体解析の知識が少ない方でも簡単に設定できます。
またPro/ENGINEER統合型のソフトであるので、Creoのユーザーならば違和感なくモデルを作成できます。Creo Simulateに出力することによって、結果をCreoで検証することができます。
②計算高速化
設計期間は限られているため、計算高速化の効果は大きいです。特に熱流体解析は収束するまでに時間がかかるので、計算が高速になるのは嬉しい限りです。自由曲面形状でもメッシュ品質が維持されるので熱発散が少なく、高速ソルバーを使用していますので計算時間が格段に速くなります。
③豊富な機能
ポスト処理も簡単で、断面プロットやサーフェースプロットの他に気流の流れのアニメーションやなどの見ることができます。また結露解析や熱気流構造連成解析、1D-CAE連成解析などもできます。
いかがでしたでしょうか?FloEFDは以上のような理由から、設計者にお勧めできるソフトであると思います。熱問題は製造業全般において、抱えている問題だと思います。だからこそ設計者が使いこなせるツールが必要だと思います。御興味がありましたら下記の「資料を申し込む」を押して下さい。詳細な資料を送付いたします。
最後までお読みいただきありがとうございます。